フォトプリンタって。

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http://www.epson.jp/products/colorio/printer_me/e530/

キャノンとエプソンのフォトプリンタがキャノンは9月中旬、エプソンは9月10日に発売が発表になりました。

個人的にはどちらも一世代前の機種を有しているので、特に困るとかそんなことはない訳なんですがw

どちらのメーカも苦慮していることには間違いないでしょう。
何せこういった機種を買える値段で普通のプリンタ…それも複合機の下位、下手すれば中位モデルが購入できるという事実。
開発部隊は違うにせよ自社の売れ筋モデルとかぶるわけで、中々難しいことになっています。
もちろん狙うはナイコンwの世代。デジカメは持っているけれどPCを使わない世代、デジカメ写真が手軽に欲しいと云う層です。

キャノンはこのゾーンに以前から結構力を入れており、
昇華型熱転写方式(オーバーコート付)のマシンと、インクジェットのマシン2つのラインを持っていました。
しかし、旧来の昇華型熱転写方式の機種は
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このように紙用のトレイを差し込み、更にそのトレイに紙を入れ、インクリボンを入れる(コレは入れっぱなしでもOK)という儀式のようなサ行をしなければならない構造でした。しかも、インクに対し補給できる用紙の数量はインクの半分(インクリボンは36枚・用紙は一束18枚)なので、紙が切れたら追加しなければならないという、利用する側にとっては面倒な仕様でした。更にプリントアウト時には用紙と同じぐらいの大きさのバックスペースが必要。
そこでキヤノンは考えました。「インクリボンと紙を一緒にしちゃえばいいじゃん。」
そこで出来たのが、ESシリーズだったのです。(はぁ、長い)
結果このゾーニングでSELPHY CP/SELPHY ES/Pixus miniと言う3ラインを持つことになりました。

一方のプリンタの雄エプソン。2004年4月にColorio me:としてE-100がデビュー。女性だけのプロジェクトグループで企画されたこの機種は6色インクを奢る「小さいけど実力機」。翌年モデルチェンジでE-200の発売。E-200も6色だったのを半年でモデルチェンジをかけたエプソンは次のE-150をあっさり4色インクに変更。なにやら迷走感が漂います。
E-150の発売一年後、総モデルチェンジをひっさげてE-300/500/700が登場します。従来の横長筐体ではなく、スクエアなボックスタイプの筐体にE-700はなんとCD-Rドライブまで搭載。

2005年から2006年の秋冬モデルまでがその他のメーカーにとってもフォトプリンタの大戦国時代のはじまりであった。

さて、キャノン・エプソンはそのような感じでは有るが、その他のメーカはどうだろう。